ベジタリアン、ヴィーガン(ビーガン)になる人どんな人?!

さて、この単語を知っている人も増えて来ている今日この頃。

 

 

ベジタリアン=菜食主義者。主に肉、魚などの動物性たんぱく質を摂らない人のこと。

 

ヴィーガン=完全菜食主義者。動物性たんぱく質に加え、ハチミツ、チーズなど、動物由来の物を摂らない。毛皮製品含む。

 

もっと細かく、ペスクタリアン=肉を食べない、などにも分けられますが、ベジタリアンヴィーガンの二つで今回は行きたいと思います。

 

 

 

 

 

メルボルンに来て、最初に泊めてもらったシェアハウスがベジタリアンハウスだった。

メルボルンに来る前はベジタリアンになる人は、健康を意識して肉を食べず菜食主義者になるのだと思っていた。

色々と話を聞いていくうちにいろんな考え方があるんだなと学んだ。

 

 

ベジタリアンって、日本で流行って来ているみたいだけど、何人の人がベジタリアン目指して生きているんだろう。

 

こっちにいると、生まれてからベジタリアン(親がベジタリアン)っていう人が結構いるから、日本人のダイエット感覚とは違うんだろうなと思う。

 

日本で流行っているベジタリアンヴィーガンはアメリカ、特にニューヨークやサンフランシスコなどのおしゃれと思われる所からの情報発信によって、これまたおしゃれだと思うダイエット方法を取り入れたい日本の女子(笑)が行なっているものも多いんだろうなと思う。。

 

食や自分の健康に興味を持つことは、とても良いことだけど、ダイエット=体重減少ではないこともわかって欲しい。。

 

ちょっと話逸れてしまった。

 

オーストラリア(私はメルボルンにいるからメルボルンしかわからないけど)は「痩せたい」という理由でベジタリアンヴィーガンになっている人、ほぼほぼいないんじゃないかな。

少なくとも、私は会ったことない。20人以上のベジタリアンヴィーガンに話聞いたけど、誰も「痩せる」とは言っていなかったな。

 

こちらの人の主な理由は以下。

 

1、動物の命を大事にしたい

  動物を殺してまで食事をしたくない

多くの人が、畜産業界の仕組みについて言及していて、豚、牛、鳥などの飼われている環境が劣悪であることなどをあげていた。

 

ヴィーガンの人は、ハチミツを採取するときに、たくさんの蜂が死んでしまうこと、蜂が一生をかけて一生懸命集めて来たハチミツ(生涯で小さじ1/12程だそう。。)を食べられない、と言っていた。

牛乳は、母牛がミルクを出せるように、受精させ、子牛がメスでなかったら、殺されてしまうのがかわいそうと。

確かに、どうやって牛乳が出来るかって、人工授精させてたんだったら、一定量の牛乳取れるもんなー。

 

 

また、ある人は

精肉場での捌き方、扱い方がひどいと話していた。

メルボルンの街中では、動物愛護団体が、動物をちょうど捌く瞬間の映像を流しながら(血が出てエグいやつ)「Save the animals」という運動をしていて衝撃だったな。。

 

 

 

そこまで考えて肉、買ったことも食べたこともなかったよ。。

 

そんな話を聞いたら、肉が食べられなくなってしまうーーーと、私は思ってた。

確かに、肉への食欲は若干減った。

けれど

オージービーフ、食べられてしまう。

食欲が勝ってしまう。

ただ、肉の塊はさすがにひるんだなぁ。

牛が見てる気がするから。。( ;  ; )

 

 

 

2、肉を食べることは地球温暖化に関与している

 

ベジタリアンヴィーガンの人は本気で温暖化に関わりたくないから肉を食べない、と決意している人がいる。

というのも、牛肉を育てるためにはお米の30倍もの水、二酸化炭素を必要としているとの研究があるため、だったら食事はベジタリアン食で事足りるだろうと。

というか、地球がなくなってしまったら、元も子もないだろうと。

 

先進的なような、古いような。

でも、自分の考えを持っているのは、すごい。

 

 

 

3、健康上の理由から

 

野菜、米、豆、ナッツなど、全てオーガニックの物で揃えている人にとって、農薬入りの牧草を食べさせられているかもしれない牛、豚などを食べるのはもってのほかだと。

また、家畜が風邪を引いた時、人間と同じように抗生物質を投与するが、それが家畜の体内に残っているとも限らない、と話していた。

 

なるほど、と思った。というか、その話を聞くまで、肉のオーガニックに対して何も興味関心がなかった。

オーストラリアでは、オーガニックミート、free range meatなども売られているため、それなら食べる、という柔軟な考えの人もいる。

 

また、自分の家の庭で飼っている鶏や羊ならば安心して食べられるから、特別な日(パーティー、BBQなど)に食べるという人もいる。

 

 

4、その他

 

様々な国の人がいるため、宗教上の理由で食べられない人も、もちろんいる。

また、長年ベジタリアンで動物性たんぱく質を避けて来たためか、お肉を食べると胃がもたれる、と話す人もいた。

 

 

 

以上、様々な理由でベジタリアンヴィーガンになっている人々からのお話をまとめてみました。

 

みんなきちんと栄養のことを考えていて、ベジタリアンだからといって野菜だけというわけではなく、豆(レンティルが多い)、豆腐、ナッツ、卵(ヴィーガン除く)などからタンパク質が取れるよう、考えて自炊している人が多い。

また、ビタミンが少しでも多く取れるよう、全粒穀物を摂るようにしていた。

 

そして、エコな人たちが多いから、オーガニックの物、ローカルの物を食べている人がとても多いため、精神的にとてものんびりゆったりしている気がする。

 

 

痩せなきゃーー!というマインドセットでは決してなく、

自分が地球温暖化に加担したくないから、動物の命をむやみに減らしたくないから、自分が食べたいように過ごす。

 

 

メルボルンらしくて、良いわ。